スポーツしない子の運動能力大幅に低下…文科省調査
とありますが、同じ調査で中高年は体力向上という結果でした。
中高年5年前より体力向上 03年度、体力調査
日本人の生活習慣の変化(特に小学生に顕著)、その結果日本人の体格の変化(江原先生の進化?)、体力の低下が疾病構造の変化に大きく関係しています。間違いなく10年後にはタバコ対策より肥満対策、運動不足対策が日本中で最重要事項になります。肥満が増えてから運動しましょう、食事指導しましょうと言ってもアメリカの現状をみると、有効な手段がないようです。しつこいようですが、「心が変われば体が変わる」的な生活習慣の改善を病院の外来レベルではなく、国策レベルで行う必要があります。厚生労働省は健康日本21で運動習慣の数値目標をあげ、今回の報告で中高年の体力改善で成果ありという判断かもしれません。子ども達の体力低下からどうするかを考えないと、医療費増大で国民負担激増の北欧型の福祉社会(=消費税が15-20%)の到来は不可避でしょう。