ライフログ
以前の記事
2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 11月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 01月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2004年 06月 2004年 05月 2004年 04月 2004年 03月 メモ帳
カテゴリ
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
夢見るかえる ふくみみ (試運転中) 内科開業医のお勉強日記 ニ ノ チ カ 優雅に叱責した日々~Th... NSR スポーツ科学研究会 pocari.exblo... 研修医日記 ミラクルボックス心電図コラム 琵琶湖から-2 こどものおいしゃさん日記... 琵琶湖から-3 つれづれ小町草子 love always ... 京のふぐ屋 木屋町 末廣... Diario della... 検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
大豆タンパクがコレステロールを低下させるというメタ解析の結果が発表された。豆腐や納豆が健康にいいという証拠でしょうか?
Soy Protein Supplementation Decreases Serum Lipids: A Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials 大豆蛋白の摂取が血中コレステロールを低下させる:過去のランダム化比較試験をメタ解析 米国において心血管疾患(CVD)は主要な死亡原因となっており,血中総コレステロールの上昇はCVDのリスクファクターとして知られている。過去の研究より大豆蛋白は総コレステロールおよびLDLコレステロールを低下させることが確認されているが,中性脂肪とHDLコレステロールについては十分な検討がなされていない。Bujunowski氏らは過去に行われた大豆蛋白の摂取に関するランダム化比較試験をメタ解析したところ,脂質の管理において大豆蛋白の有効性を示唆する結果であったと報告した。 大豆蛋白の摂取が血中脂質にどのような影響を与えるか,Bujunowski氏らは過去の紙媒体およびに1996年から2004年8月までのMedline databaseをもとに検討を行った。採択基準は英文による完了ずみのもので,対象者は18歳以上で男女をともに含む,正常コレステロール群と高コレステロール群,コントロール群を比較したランダム化比較試験とされた。さらにそのなかから,血中総コレステロールがベースラインからフォローアップにかけて変化のあった研究で,大豆の摂取(大豆蛋白もしくはイソフラボン)を研究したものに限られた。各試験の臨床試験計画表と抽出されたデータを用い,調査計画,規模の大きさ,試験参加者の特徴,治療処置,フォローアップ期間と転帰について調査した。 1981~2004年に行われた45の試験が解析の対象となり,試験の参加は全部で1,770例(各試験4~150例),年齢の中央値は51.2(21~80)歳で,試験期間は9.1週間(同3~52週間),22の試験が高コレステロール血症に関するものであった。41の試験(91%)が精製した大豆蛋白を使用し,大豆蛋白摂取量の中央値は43.2(17.4~111)g/日だった。解析は各試験のベースライン中央値とフォローアップ期間終了までの血中脂質(総コレステロール,LDLコレステロール,HDLコレステロール,中性脂肪)の変化を計測した。大豆の血漿中脂質への影響はランダムな効果モデルにおいて得られた。 解析の結果,大豆蛋白を摂取すると総コレステロール,LDLコレステロール,中性脂肪は有意に低下していた(表)。 大豆蛋白の摂取は7~9週間の試験期間がLDLコレステロールと中性脂肪に関して最も効果が得られ,中等量の大豆蛋白摂取(27~50g/日)が総コレステロール,LDLコレステロールに対して効果的であった。また,イソフラボンの摂取に関しては,1日>92.5mgの場合,総コレステロールは6.92mg/dL,LDLコレステロールは7.57 mg/dLの低下が確認された。イソフラボンが1日当たり≦92.5mgの場合は,総コレステロールは3.65mg/dL, LDLコレステロールは3.38mg/dLの低下であった。高用量のイソフラボンの摂取はLDLコレステロールの低下とHDLコレステロールの上昇に効果的であることが判明した。 同氏は「これらの結果から,大豆蛋白の摂取は血中脂質が通常より若干~ボーダーライン近くまで高い患者に対する非薬学的なアプローチとして有効な可能性がある。さらなる研究によって大豆蛋白が高脂血症の予防と治療に有効であることを証明できるのではないか」とまとめた。
by takahashibss
| 2004-11-11 20:01
| 運動療法
|
ファン申請 |
||