江戸時代の陽明学者中江藤樹は近江聖人として知られている。恩師の横田敏勝先生から東京大学の生理学教授で太平洋戦争時に文部大臣をされた橋田邦彦先生の墓が郷里の藤樹神社の近くにあると聞いていた。
橋田先生は生理学者でありながら、哲学の世界に深く入っていかれたようである。最近いろいろな本が出ているが、まとめて理解したいと思っている。
江戸時代の探検家である近藤重蔵の墓も郷里高島にある。間宮林蔵と同じく北方のロシアの脅威の調査を行った先人(今でいうとスパイ)である。北方領土につながる大きな問題である。
マイナーな話題が続いたが、有名どころでは、木曽義仲の墓所である義仲寺に埋葬を希望した松尾芭蕉の墓は近所にある。これは多くの解説書がある。芭蕉の弟子の墓や句碑も近所で見かける。
連休の合間であるが、生理学と先人の役割、おうみ学について考えてみた。