神奈川県「公共的施設における受動喫煙防止条例」が成立した。
8月の禁煙学会@広島以後、条例成立に向けての議論・公開講演会・公聴会・意見の取りまとめなどのプロセスを経由したのちの落とし所として
(1)
「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」制定内容概要に掲載されている。
評価すべき点:都道府県レベルで初めての禁煙条例の制定(本当はFCTCに調印している日本政府が行うべき仕事です。地方分権ではないでしょう。)
今後の努力が必要な点:世界標準・アジア標準から見ると、とんでもない条例です。議論の継続と、見直しに向けて、受動喫煙の被害を訴える必要がありますが、禁煙レストランをどんどん使っていきましょう。禁煙ホテルも使いましょう。
(2) マスコミの反応はどうでしょうか?
朝日社説3/30や
クローズアップ2009:神奈川・受動喫煙防止条例 かすんだ「全面禁煙」(毎日3/30)に掲載されています。
評価(**********が満点)
*** 毎日新聞
**** 朝日新聞
となります。日本人の健康被害の最大原因であるタバコについてマスコミが腰が引けている。スポンサーのJTへの遠慮、財務省への遠慮、喫煙記者が多いなどの理由がある。ダイオキシン、アスベスト、薬害、公害への徹底した姿勢はどこに行ったのでしょうか?