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体重が安定している場合、メタボリックシンドロームの発症率は低い
メタボリックシンドローム発症の最も重要なリスクファクターは実際の体重ではなく体重増加である コメント:さすが肥満大国のアメリカである。体重増加に注意で、ずっと肥満の人は大丈夫?本当でしょうか? 【ニューオリンズ 11月9日】15年間で15ポンド(約6.8kg)以上体重が増加した痩せ型の人では、体重を一定に保っている体重超過の人よりもメタボリックシンドローム発症のリスクが高いという調査結果が米国心臓協会(AHA)2004 年度学術セッション(ニューオリンズ)で発表された。 体格指数(BMI)が一貫して安定している場合、トリグリセリド、高比重リポ蛋白(HDL)コレステロール、インスリン、血圧値が安定している可能性が高いとノースウェスタン大学ファインバーグ校(イリノイ州、シカゴ)医学部予防医学助教授であるDonald M. Lloyd-Jones, MD, ScMは発表した。Lloyd-Jones博士らは、Coronary Artery Risk Development in Young Adults (CARDIA)試験に参加した男性患者1,277例および女性患者1,208例(開始時の平均年齢25歳)を15年間にわたり追跡調査した。被験者は開始時のBMIに従って3群(20.0-24.9; 25.0-29.9 30.0-34.9)に層化された。BMIおよびメタボリックシンドロームの評価項目は開始時と2、5、7、10、15年時に評価した。さらに調査期間中の体重増加の有無に従って患者を分類した。「増加」群は、15年間の調査中に15ポンド以上体重が増加した患者からなり、「安定」群はBMIが安定または低下した患者からなった。治験責任医師は調査期間を通してメタボリックシンドロームのリスクを評価した。 Lloyd-Jones博士は、18%の患者がBMIを維持または低下させることができたのに対し、82%は終了時に増加群となったと報告した。増加群は「すべてのリスクファクターが着実に悪化」したと同博士は述べた。安定群の患者では実質的なリスクの変化はなかった。調査期間終了時、安定群では3.6%の被験者がメタボリックシンドロームを発症したのに対し、増加群では18.4%がメタボリックシンドロームを発症した。 「われわれが見出した最も重要な知見は、開始時の体重にかかわりなく、体重が安定している場合、リスクファクターは大きく変化しないということであった」とLloyd-Jones博士は聴衆に語った。 体重が増加した被験者では、1年につきトリグリセリド値が4.31 mg/mL上昇し、HDLコレステロール値が0.58 mg/dL低下し、血糖値が0.30 mg/dL上昇し、インスリン値が0.27μg/mL上昇し、収縮期血圧が 0.32 mm Hg上昇し、拡張期血圧が0.57 mm Hg上昇した。これらはすべてベースライン値との間に有意差があった。「このことは、トリグリセリドが15年間で65ポイント上昇することを意味している。この上昇は大きい」とLloyd-Jones博士は指摘した。 「開始時に体重超過であった患者における最初の目標は体重の安定化である」とLloyd-Jones博士は推奨した。「減量はその次の目標であろう」 司会を務めたハーバード大学医学部(マサチューセッツ州、ボストン)助教授のJorge Plutzky, MDは、「私は体重の維持が重大であることを過少評価していた。若年人口の4分の1が体重超過であることを考えると、若年の肥満患者をみたらその症例のほとんどは[肥満を]メタボリックシンドロームに置き換えてみることができる」。 「開始時に痩せ型であり、後に体重が増加した人では、開始時に高体重で、後に体重が増加した人と同様にリスクファクターが上昇した。このような痩せ型の人は非常に危険なコースにいる」とLloyd-Jones博士は語った。
by takahashibss
| 2004-11-13 08:09
| 運動療法
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