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米国スポーツ医学会ACSM/米国心臓学会AHAが運動推奨ガイドラインを刷新した。それには高齢者の運動ガイドラインも含まれる
初版が発表されてから10年以上が経過したため、米国スポーツ医学会ACSMと米国心臓学会AHAは成人の運動に関する推奨ガイドラインを刷新した。 Haskell WL, Lee IM, Pate RR, et al. Physical activity and public health. Updated recommendation for adults from the American College of Sports Medicine and the American Heart Association. Circulation 2007; 116; DOI: 10.1161/circulationaha.107.185649.以下は簡単な紹介とコメントである。 新しいガイドラインには、高齢者へ推奨される運動も含まれ、健常成人が健康の維持増進に必要な運動の種類と量について1995年のガイドラインを刷新した。 前のガイドラインには運動への誤解を招く記載があり、新しいガイドラインは運動の内容と運動によるメリットを明記した。フィットネス運動を日常生活に取り込むための指針である。 より多くのデータと少しの混乱 William Haskell (Stanford University School of Medicine, CA)先生がリーダーとして米国スポーツ医学会ACSM/米国心臓学会AHA執筆班による発表されたレポートをまとめる 1)以前から指摘されているが、依然として運動不足は公衆衛生と国民的問題である。 2005年のデータでは18−65歳の成人の25%が休暇に活動しないし、アメリカ人の半分以下しか1995年の身体活動ガイドラインに見合った運動をしていない。 2)更に、1995年のガイドラインは間違った解釈をされ、高強度の運動しか健康を改善しないと信じている人々もいる一方で、家の周辺の雑用や美術工芸活動などの軽い活動が健康を維持すると信じている人々がいる。そのため、新しいガイドラインでは「より包括的で明白な一般国民への運動推奨」を過去のエビデンスから作成した。 3)健康の維持/増進のための運動(18−65歳の健常成人) 1回30分以上の中等度の有酸素運動を週に5回以上 1回20分以上の高強度の有酸素運動を週に3回以上 これらの運動を混ぜる事も有効である。例:週に2回心拍数を一定以上に30分高める早歩きをする。週に2回呼吸が増え、心拍がかなり増加するジョギングを行う。 中等度の運動と高強度の運動について 日常生活活動のおまけとして、中等度/高強度の運動を位置づける。推奨以上の運動は健康へのより大きなメリットがある。 ストレッチ運動は含まれ、刷新された。 1995年で述べられた筋力と筋持久力増強については明白な推奨を中止した。 10分以上の短期間の運動を3回以上おこなって一日30分以上にすることを推奨。 忙しい人でも少しの時間を見つけて運動して、合計の運動時間が30分以上あれば有効である。 高齢者の運動 Nelson ME, Rejeski WJ, Blair SN, et al. Physical activity and public health in older adults. Circulation 2007; 116; DOI: 10.1161/circulationaha.107.185650. まさしく、「運動に遅すぎる年はない」です。大久保説が立証されています。65歳以上の高齢者が健康の維持/増進のために推奨される運動の種類と量が示されました。 筆頭著者のMiriam Nelson先生 (Tufts University, Boston, MA)によると一般市民と高齢者でも推奨される運動は同じであるが、高齢者の有酸素フィットネスを考慮し、柔軟性とバランス能力を改善する運動を推奨している。 転倒防止/骨折予防には柔軟性改善のストレッチとバランス改善の運動が筋力強化や有酸素能力改善に加えて大切である。 高齢者には運動のより大きな効果を強調した。関節炎、骨粗鬆症、慢性心臓血管疾患なども合併症があるため、予防運動と治療運動を推奨している。更に、医師は座りきり生活を減らし、中等度の運動を増やし、高強度の活動は減らし、少しずつ活動レベルを上げるように指導すべきである。
by takahashibss
| 2007-08-05 09:09
| 運動療法
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