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昨日の公開講座で水野会長から「PPK」(ピンピンコロリ)というキーワードが出された。
要介護となったり、認知症にならずに元気な状態で(=ピンピン)突然死ぬのが理想(コロリ)という事です。 ウイキペデイア ピンピンコロリによると1983年に日本体育学会で提案されたとの事です。 苦しんで死ぬ病気の代表は「ガン」=悪性腫瘍です。日本人の約半分が罹ります。ガン患者の1/3は長生きし、2/3はガンで死亡します。ガン対策は、1) 十分なタバコ対策、2) 食の安全(食物への環境ホルモンの中で発がん物質?)、3) ガン検診 です。 体育学会が提唱している運動についてはどうでしょうか?日本では乳がん、大腸がん、前立腺がんなど運動不足が関係しているガンが増えています。運動も重要です。 高齢で脳卒中、心筋梗塞になるとPPKになりますが、高齢の定義が不明です。「若死に」「早死に」(=平均寿命前で死亡する事)にならないことへの対策が重要です。突然の心肺停止となったら救急車の受け入れ不可能 という記事で代表されるように、PPKとなっても倒れたら助けて欲しいし救急体制の不備が問題視されています。PPK運動の推進者でも、東京マラソンで倒れた松村さんが大往生なのに何で助けたという抗議はしません。 高齢者の生活の質や活動範囲の拡大のためには、運動が良いのは間違いありません。現代人の問題である運動不足、食べすぎ、タバコ(アルコール、大麻も)の改善が最も大切ですが、日本人は運動不足が増加し、食べすぎが増加し、喫煙者のみが減少しているというのが現状です。 ちょっと悲しいですね。
by takahashibss
| 2009-04-23 22:28
| 救急医療
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